History

藤井大丸150年の歴史とあゆみ Fujii Daimaru’s 150-year history and progress

1870年 明治3年

大津から京都へキクが呉服の行商をはじめる

旧逢坂山隧道 当時は、狼も出たという淋しい坂道だった。

10月15日創業。
キクが呉服の行商をはじめる。太助22歳、キク16歳。太助に反対されながらも、大津から逢坂山を越えて京の町で商品を仕入れ、また山を越えて大津や膳所の町へと売り歩いた。それから21年間、1日も休みなく行商に励んだ。

1891年 明治24年

藤井大丸呉服店を開店

明治24年頃の藤井大丸呉服店

1月10日、藤井大丸呉服店を開店。京都の河原町通四条上ル米屋町東側に待望の店を構える。

1895年 明治28年

あかがね御殿

4階建ての「あかがね御殿」

当時は珍しい4階建ての新築を四条通に建てた。銅でふいた屋根が輝き、人々から「あかがね御殿」と呼ばれ、遠方から見物に来るほどの話題となった。

1912年 明治45年

四条通を藤井大丸で埋め尽くした

現在の藤井大丸の場所(四条通寺町角)に本店を移転。3階建てのレンガ造りの洋館を建設した。完成の2か月後、四条通に市営電車が開通し多くの人で賑わった。本店のほか、第一陳列場から第三陳列場まで構え、四条通を藤井大丸で埋め尽くした。

第二陳列場開店時のチラシ
洋館建ての本店と市電の線路
藤井大丸第一陳列場(東店)
本館西側に移築中の「あかがね御殿」

1935年 昭和10年

火事による全焼から夢の百貨店開店へ

昭和9年に増築を開始したが、完成間近というところで火事になり全焼。しかし、この火事をきっかけに、キク達の夢であった百貨店経営へと切替えを決断。
建物は近代的な設備を取り入れ、4階建ての明るいフランス風の洋館へと変貌を遂げた。
昭和10年1月10日、81歳のキクが初代社長となり、藤井大丸呉服店は株式会社藤井大丸になった。そして同年4月1日、百貨店として開店。

フランス風洋館の完成
建設途中の藤井大丸
初代社長 藤井キク

1936年 昭和11年

2代目社長就任

2代目社長 藤井明

開店後、呉服売場は連日大盛況となっていた。 キクが亡くなり、27歳の明が2代目の社長に就任。

盛況の呉服売り場
当時は珍しい、人形に衣装を着せて
ショーウィンドーに飾った衣装陳列会

1942年 昭和17年

満州藤井大丸を創立

藤井大丸が満州に設立した
「東満窯業株式会社」で絵付けをされる閑院若宮妃殿下
二条駅から満州へ軍需物資を発送

昭和14年、戦下の日本での営業拡大は望めず、新天地として満州へ進出した。
株式会社満州藤井大丸を創立し、昭和17年、軍人の家族や一般在留邦人、現地の人々を相手とする百貨店を開店した。

二条駅から満州へ軍需物資を発送

1950年 昭和25年

終戦後活気に湧く日本経済

人で溢れる祇園祭時の四条交差点

戦争の混乱が収まり、日本経済は大きく進展してゆき、売場も活気をとりもどしていった。藤井大丸では、3階の一部を増築。翌年、貿易部を新設し、入社希望者があふれるほど殺到した。

社員集会

1955年 昭和30年

百貨店開店20周年

百貨店開店20周年を迎えた藤井大丸

百貨店開店20周年を迎える。当時の会長、正三が中国、ソ連をはじめとする東欧8か国の経済情勢を視察し見聞録を作成。

当時の会長、藤井正三

1969年 昭和44年

大増築を経て現在の姿に「京都にヤングの藤井大丸あり」

大増築(地下2階・地上8階建て)を行い、京都にヤングの藤井大丸ありとの声が大阪まで届く。

増築が完成した藤井大丸外観
増築完成70日前の告知ポスター
増築完成パーティー

1972年 昭和47年

関西初のマクドナルドがオープン。当時の売上世界記録を樹立

「マクドナルド」関西1号店が1Fにオープン。開店2日目には、当時のマクドナルドの売上世界記録を作る。1F正面玄関には、「語らいの泉」が誕生し、京都の新名所となる。コーナー展開した「VAN」、「JUN」などのアイビールックが、当時ビッグトレンドとなる。
1976年(昭和51年)久嗣が3代目社長に就任。

1Fマクドナルド 1989年撮影
コーナーバーゲン時の店内の賑わい

「マクドナルド」関西1号店が1Fにオープン。開店2日目には、当時のマクドナルドの売上世界記録を作る。1F正面玄関には、「語らいの泉」が誕生し、京都の新名所となる。コーナー展開した「VAN」、「JUN」などのアイビールックが、当時ビッグトレンドとなる。
1976年(昭和51年)久嗣が3代目社長に就任。

2F ホリデー・バーガー
正面玄関「語らいの泉」
3代目社長 藤井久嗣

1985年 昭和60年

百貨店開店50周年。ヤングフジイの設立

「ヤングフジイ」アドニスの店舗

若い世代をターゲットにした「ヤングフジイ」を設立。また、ヤングのファン層を取り込むため、大学生限定で年会費を支払うと割引や催し物情報などをいち早く受け取れる「カレッジメイト」企画を開始。4月1日に百貨店開店50周年を迎えた。

1996年 平成8年

セレクトショップを主軸にしたラインアップで事業転換

リニューアルオープンのポスター

“感性発信百貨店”をスローガンに業態転換を図り、「UNITED ARROWS」や「ADAM ET ROPÉ」などのセレクトショップを主軸に、人気のインポート雑貨店「H.P.FRANCE Boutique」、高級靴の「JOHN LOBB」など、注目度の高いショップを数多く展開し、百貨店から“ファッション専門大店”へリニューアルする。以降、春と秋において、ショップの改廃を順次行い、関西初出店や話題のショップなどを多数ラインアップ、京都のファッショニスタに支持される藤井大丸へと進化を遂げていく。

オープン当日、開店時の正面玄関

2000年 平成12年

創業130周年。会社ホームページ開設

創業130周年を迎えた。
藤井大丸のホームページがスタート。若者に絞った内容で来店促進につなげることを狙いとした。

2009年 藤井大丸ホームページ

2009年 平成21年

オンラインショップ「UROKO」を開設

藤井大丸の通販サイトのオンラインショップ「UROKO」を開設。“最新ファッションをショップスタッフがスタイリングで提案”をコンセプトに、バーチャルとリアルの店舗連動型ファッションサイトをスタートさせる。

開設時のUROKOサイトページ

2017年 平成29年

THE SPACE FUJII DAIMARU

第1回目の期間限定ショップ「GOLDWIN」

2Fに「THE SPACE FUJII DAIMARU(ザ スペース フジイダイマル)」をオープン。
「ファッション」、「カルチャー」、「フード」などさまざまな分野において、話題性のあるショップや時代の先をいく新進気鋭のブランドなどのイベントを定期的に開催し、藤井大丸として、お客様に提案する新しい情報発信の場をつくった。
2018年(平成30年)健志が4代目社長に就任。

オープニングイベントの様子
フロアに刻印されたショップロゴ

2020年 令和2年

創業150周年。1F・2F大幅リニューアル

正面玄関入口のフリースペース

創業150周年を迎える。 正面玄関入り口にフリースペースが誕生。京都初出店の「CITYSHOP」 や「Make up Kitchen」などを出店し、1F・2Fの店舗を大幅リニューアル。

京都初出店の「CITYSHOP」
京都初出店の「Make up Kitchen」